シンギングボウルとは?・シンギングボウルの特徴

音の瞑想師 あつこ

2019年01月01日 00:00



空の音~くうのね~のヒーリングで使用している、シンギングボウルについてご紹介します。


私たちの身体の70%は水分で出来ています。この水分に音の波動(振動)が共鳴し細胞レベルで滞っている氣(エネルギー)を流し、細胞の活性化をし、調整や調和を促していきます。



シンギングボウルには以下のメリットがもたらされるといわれています。

ストレスフルから深いリラクゼーションへ

頭痛、疲労、不眠症、関節痛、筋肉痛、月経不順、むくみなどの身体的バランスをとる

潜在意識の中にロックされた感情的なトラウマを解放

オーラの調和(人体から発散される霊的なエネルギーのこと)

チャクラバランス(人体にある主要部分に存在するエネルギーセンターのこと)

感情や身体、場や空間の浄化

など

他にも様々なメリットがあります。


シンギングボウルは脳と身体をほぐす周波数のヒーリングメゾットであり、一般的なマッサージと同様に気持ちが良く寝落ちしてしまいます。





シンギングボウルの特徴


・シンギングボウルは金属製のボウルでサラダボウルのような丸くて大きいもの、小さいもの、高さがあるもの、低いもの、口が広いものや萎んでいるものなど様々な形をしています。

金属は古代の冶金(やきん)学において太陽系の惑星と関係のある7種類の神聖な金属(金(太陽)、銀(月)、水銀(水星)、銅(金星)、鉄(火星)、錫(木星)、鉛(土星))を使って手作りで作られています。


・シンギングボウルの音は複雑で響きが長くて深く美しいと言われています。

その特徴的な音は倍音と呼ばれています。

倍音とは英語で「オーバートーン」または、「ハーモニックス」と言い、基本になっている音(基音)の複数倍になっている振動のことを言います。
また、倍音には整然と雑然との間に「1/fゆらぎ音」が含まれております。

「1/fゆらぎ音」とは自然界の中に多く存在し、小川のせせらぎ、打ち寄せる波の音、星の瞬き、木漏れ日、炎のゆらぎ、雨の音などはその特性があり、心地よさやヒーリング効果があるといわれています。



・シンギングボウルを奏でる際の波動(振動)は非常にはっきりとし誰にでも感じることができます。

例えば、ボウルの中に水を入れると細かな無数の波が一定方向に向かって行くのが目でも見られます。

また、縁をなぞって音を出すとピチピチと水がはじけるのが目でみてもわかります。




歴史・由来


シンギングボウルの歴史は古く、ヒマラヤ地区では紀元前から使われていました。


日本でも、昔は自然の中に神様が宿っていると言われていますが、チベットでも同じように自然の中に神様が宿っていると言われおり、その存在とコミュニケーションをするシャーマンと呼ばれる人たちが音を活用して神様の声を人々に伝えたとされています。


その後インドで仏教が誕生しチベットにも仏教が伝えられますが、チベットは仏教の中でも密教という独特のものが誕生しました。


その密教の教えのひとつに五感を研ぎ澄ませることが悟りの到達ができるといわれており、精神を集中させ身体の血液や体液の流れも聞き分けられたとも言われています。


修行や儀式のために音を出す数多くの法具が使われていたものとされていて、シンギングボウルも自分の身体の中の音を体現したものとも言われています。



日本へ入ってきた流れとヒーリングツールとしてチベット密教の僧侶たちがネパールへ亡命をし、生活のために自分たちのノウハウをネパールの人たちに口頭で伝えたものといわれています。


その後、インド、ネパール、中国や朝鮮半島から日本へ伝わります。


日本のお仏壇にあるおりん(法具)は一説によると、(おりん「鈴」、「輪」)は梵音具(ぼんおんぐ)=梵(インド)の音を出す道具として伝えられ、その原型がシンギングボウルであるとも言われています。


また、インドからヨーロッパへと伝わりシンギングボウルをヒントにクリスタルボウルができあがったとも言われています。




ヒーリングツールとして使われ始めたのは、チベット密教の僧侶たちが托鉢用のボウルを使用し自分たちを癒やしていたのが始まりともいわれています。

その後シンギングボウルはヒーリングツールやトリートメントツール、スピリチュアルなツール、ヨガ、瞑想などいろんなところで使われはじめました。